ーcottonについてー

幼い頃からアトピーがひどく、化学繊維や毛からできている服を着ると痒くなってしまうため、

綿の服しか着ることができませんでした。

大学で農学を学ぶうち、綿花の国内自給率はほぼ0%であり、海外の綿栽培の過程で、児童労働や農薬の不適切な使用で健康被害が出ていることを知り、自分に必要不可欠なモノが人や環境を傷つけていることが悲しく、自分にはいったい何ができるのだろうと、綿栽培をはじめました。

海外での綿栽培について知りたいと思い、インドの綿畑を訪ね、オーストラリアで綿農家で2ヶ月間ホームステイする中で、経済的な視点、作物の特性からみれば、日本はあまり綿花栽培に適していないと感じ、悩みつつも、

自らの衣食住、生活の基本的なことを、環境や人に負担をかけないようにしたいという思いで、綿栽培、糸紡ぎ、草木染めを続けています。

ーkoalaについてー

コアラは他の動物から逃れるために、ほぼ一生を木の上で過ごすそう。

社会はあるものの、基本的に単独行動で子育て。

他の動物を傷つけることなく、傷つけられないための生き方、

それが毒があるユーカリの葉っぱを食べて生きること。

自ら毒を食らうせいで、毒の消化にエネルギーが使われ、

18-20時間も眠ることを余儀なくされる・・・。

村上春樹さんの小説でそんなことを知り、

どことなくコアラに親近感がわいたので、

Koala Cottonにしました。

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