2013年
美しい自然がのこる昭和村。透き通った湧き水と綺麗な空気に心癒されます。

1年に一度行われる、からむし織の里フェアに参加しました。

からむしというのはイラクサ科(Urticaceae)の植物で、別名苧麻ともいいます。
意外とその辺に雑草として生い茂っていて、邪魔物扱いされています(残念)。
からむしは靭皮繊維(bast fibers)といって茎の部分を繊維として利用します。
茎が太すぎると靭皮繊維の割合が小さく、茎が細すぎると倒れてしまうので、
植えるときの密度も重要です。

苧麻栽培

からむし引き(苧麻から繊維を取り出す作業)、
苧麻畑の見学など、普段は見られないものが目白押しで嬉しいことづくしでした。
地元のおじいちゃん、おばあちゃんが
昔の暮らしをそのままに伝えています。

収穫したあとの植物を、柔らかくして、
まな板と包丁みたいな道具で繊維を取り出します。

からむし繊維
糸を紡いで織るまで全て行います。
(一部、小千谷縮の原料としても利用されているようです。)

トアルカフェというところでご飯を食べて、
苧麻から作ったという可愛いキーホルダー、ミサンガにときめきました。

現在平成30年度からむし織体験生「織姫・彦星」の募集中です。(平成29年10月31日締切)
若い方も研修生として活躍しています。
(研修するまでに必要なものは?と聞いたら、お金だそうです。収入を安定して得られるまでが大変。)
自然豊かな場所で、こういうところに住みたいなと思いました。