2020年度は圃場全体(約5a)で51kgの綿花を出荷しました。

昨年の10kgに比べて大幅に収量を増やすことができました。


<良かった点>

・収量アップ 昨年度約20kg/10a→今年度約100kg/10a

→鶏糞堆肥0.5t/10a、おがこ堆肥2t/10aの効果が出ていると考えられる。雑草取りも家族の協力でこまめに行ったため、収量が上がった。

・生育初期のカタツムリ、ネキリムシの被害は昨年よりかなり少なかった。

→畑周囲に溝を掘り、水捌けをよくしたこと、おがこ堆肥による土壌改良の効果があったのではないか。単純に4月に晴天が続いたためかもしれないが。


<反省点>

・9月の収穫について、雨が降る前に収穫できなかったものはよくふうけず、縮こまった状態になってしまった、またカビがはえて一部廃棄してしまった。

→可能な限り雨の前に収穫するようにしたい。長雨については仕方がなかった。

・昨年同様カメムシが大量発生し、吸汁被害も出ている

→こまめな防除が必要と考えられる。手で取る以外の防除方法を今後検討する必要がある。

・発芽率が低い

→セルトレーでの発芽率調査の結果、発芽率36% (26/72)であった。水につけた際の種子の色が薄茶色に変化する、未熟種子は約20%で発芽率は0%であった。実際の圃場での発芽率は約50%のため、セルトレーで試験のためにとった種子の発芽率が特に悪かったと思われる。未熟種子を除けば発芽率を高めることができると考えられる。自家採取で良い種子のみを選別し、発芽率を高める、もしくはいただいた種子で未熟種子を取り除く等の方法で、栽植密度を一定にできるよう、検討していく。