今年度の綿花収穫量(種付き)、68kg でした。

1年目10kg

2年目54kg

3年目68kg

徐々に収量が増えてきて嬉しいです。

1反の畑で小麦、大豆等一緒に栽培しているため、

綿花の反収はおよそ100kgと思います。

<今年度の課題>

1.圃場内の生育のばらつき

2mを超える個体がある一方で摘芯なしで50cm程度しかない個体がある。

→スポット的に生育にばらついているのは肥料のばらつきなのか、虫害の影響なのか?来年度は生育が悪いスポットに対して、施肥量を多くする。

2.摘芯の位置、タイミング

7月末頃80cmで摘芯していたが、摘芯に伴い、発育枝が増える傾向がある。せっかく摘芯しても結果枝が増えず、発育枝が増えてしまっては摘芯の意味がない。

→来年度、何センチ(何節?)で摘芯するのが良いのか試験を行いたい。

3.品種の交雑

スーピマ(G.barbadense)と陸地綿(G.hirsutum)を10年近く同じ場所で栽培していたが、地毛が種についたり、繊維が短くなったり、スーピマの良さが失われつつある。

種(しゅ)が異なることから、スーピマと陸地綿は交雑しないと考えていたが、先日品種に詳しい方に質問したところ、交雑することが判明した。

→種取りはなるべく繊維が長い種、地毛がついていない種を選抜し、良いものを残していくようにする。2種の場所を離した方が良いが、1つの圃場内では離すにも限界がありどうすべきか検討中。和綿についても繊維の充実したものを選抜して、栽培する。