2012年長野県、上田紬を作る小岩井紬工房さんへ見学に行きました。

長野県、上田のあたりを車で走っていたら、小岩井紬工房さんの看板が!手織り見学できますとな!しかも予約不要でいいらしい!

(大抵、工房の見学は予約要なのでハードルが高い)

 

シルク糸を用い、染色、手織り、製品化まで行なっていました。

素敵だなと思ったのがりんご染め。

りんご染め

りんごの木の皮で染められるそうです。

長野県といえばりんご!地域のものを使った製品には心がときめきます。

 

飛び入りにもかかわらず、じっくり見学させて頂きました。

さらに、近くのお蕎麦屋さんや近隣の上田紬の工房まで親切に教えていただいて、

地域で産業を盛り上げていこうという姿勢が暖かくて良いなあと思いました。

 

ちゃっかり、りんご染めのお財布を購入したのですが、

いつか上田紬のお着物も着てみたいなあと思う今日この頃です。

 

手織り上田紬小岩井紬工房

長野県上田氏上塩尻40

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<織物プチ歴史>

上田紬は日本三大紬のうちの一つです。

上田は養蚕が盛んな地域で、

農家の自家用として織られるようになりました。

江戸時代には統制が厳しく、庶民が絹織物を着ることが規制されていたのですが、

紬は絹織物ではないと認められたことで、

庶民が着れる絹の衣類として最高級のものとなりました。

かつて「真田も強いが上田も強い」と言われたように、

非常に丈夫な織物だそうです。

 

私の中で上田紬は田舎の素朴なお嬢さんというイメージです。りんごみたいな赤いほっぺで可愛いのです(りんご染めは赤じゃないけど)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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