国立民族学博物館を訪ねて

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大阪、国立民族学博物館へ行って来ました。

世界の衣食住にまつわる道具や映像資料などが展示されています。
屋台の一部や謎なオブジェなど、初めて見るものがたくさんあって、
まるで世界旅行しているみたいにわくわくしました。

特に民族衣装は面白いですね。
色使いやデザインが違っているのはもちろんですが、
海辺の民族だったら、貝殻を用いたり、
ペルーの山岳民族だったらアルパカの毛を用いたり、
ヨーロッパだったら亜麻の繊維を用いたり、
原料にも地域性があらわれています。

昔々、今みたいにモノがあふれていない時代でもオシャレはあって、
模様をつけたり色を変えたり、小さな工夫をしながら、生活を潤していたのだと思います。

衣料を作るのも生活の一部だった時代から、
グローバル化で遠いところからなんでも買えるようになりました。
分業化は進んでいく一方で、
一人一人の創造力は落ちているのかもしれません。

決して美しい美術品ばかりではない生活の道具、
グローバル化で失われるもの、残っていくもの、
一つ一つが愛おしくなりました。

 

国立民族学博物館
〒565-8511 大阪府吹田市千里万博公園10-1

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