煮出した梅の木

頂いた梅の木の剪定枝で、ワタを染めてみました。淡いピンクに優しさを感じます。

0: 花が咲く前の梅の枝を用意します。

1: 水に枝を入れ、煮出します。2-5時間色が出るまで煮出します。

2: 枝を入れたまま一日置きます。(追記2019/5/27*枝をいれたまま置くのが良いのか、のぞいた方が良いか、検討中です。枝を抜いても、染液は濃くなります。1週間ほど置いた方が濃くなります。夏場はカビ易いので様子を見ながら保管してください。)

3: 染液の温度を上げます。

4: 枝を取り出してから、染液の中で染める物(わた)を泳がせながら、約15分-30分、徐々に沸騰するぐらい温度を上げます。その後染液から取り出し冷まします。

5: 石灰を水に溶かし、濾したものを媒染材として、15分程度媒染材の中で泳がせます。

(今回色が薄く感じたのでワタの半分で4、5を繰り返しました。)

6: 5-10分洗い、乾燥させて完成です!

今回色が薄かったので、梅の木をもっと刻んで量を増やした方が良かったと思います。

また染めるものは通常、染料と同じ重さぐらいまで染まるはずなので、もっと染めて良いはずです。

自分の反省を参考までに・・・

材料

梅の木 266g
水 3L
繰綿 32g
石灰汁10cc(薄い色合計)+5cc(濃い色2回目)

梅の木を煮出した液

梅の木を煮出した液

梅の木染色した綿

染色したワタ。カーディングする前なのでワタというか、ざるの上の蕎麦にしかみえない・・・。

追記2019/5/27

・材料を細かく刻んで、水に対して材料を多くすると、煮出し時間を少なくても濃い染液を得ることができました。

梅農家の梅染色〜どのくらいの時間煮出すべきか?〜

・梅の枝、皮、根、どの部位がよく染まるか検討しました。

梅農家の梅染色〜どの部位が一番よく染まるのか〜

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