インド藍の栽培

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インドアイ、4月末にポットに種まきしたものの、全く芽が出ず、6月に末になって初めて発芽しました。

(一昨年8月に播種したときは一週間で芽が出ました。十分な気温があれば、一週間で芽が出るはずなので、来年度からは6月に種まきします。)

ポットから路地に移植して約1mに育ちました。

染料作物コブナグサ/小鮒草(Arthraxon hispidus)の栽培

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コブナグサ(Arthraxon hispidus)は葉の部分を煮出すことで黄色く染めることができる、染料作物の一種です。

田んぼの畦などに雑草として自然に生えているようです。梅畑にも生えているように思いますが、私には他の雑草との見分け方がわからないので、まず栽培して植物の特徴を観察したいと思います。

2020年度綿花収穫量について〜栽植密度と施肥量〜

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播種密度を24粒/m、12粒/m、6粒/mとしたのですが(畝間は全て80cm)、低い発芽率に加え、追い播きを適当に行ってしまったため、最終的な1mあたり株数は下記の通りになりました。そのため、あまり参考にならないのですが、1mあたりの株数は3.5~4本ぐらいが良いのかなという印象です。栽植密度うんぬんの前にとにかく発芽率を上げて、発芽を揃えることが今後の課題です。

1mあたり株数4.8本96kg/10a
1mあたり株数4本131kg/10a
1mあたり株数3.5本120kg/10a
綿花栽植密度と収量

前年度施肥を行った区と行っていない区の収量を比較したところ、下記の通りになりました。前年度施肥した方が収量は多いです。2020年度投入した堆肥量は鶏糞堆肥0.5t/10a、おがこ堆肥2t/10aでしたが、やはり施肥量を増やした方が収量は多くなると考えられます。しかし、綿花は施肥量が多すぎると、栄養成長ばかりで実がつかないということが起こり得るため(2020年度の和綿のように)、施肥量は来年度も変更せずに様子を見ようと思っています。

前年度堆肥あり131kg/10a
前年度堆肥なし116kg/10a
綿花収量 前年度堆肥の有無

2020年度綿花収穫量について〜品種別〜

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種ごとの収穫量は下記の通りでした。当地(和歌山県)は温暖な気候の効果もあり、スーピマ綿がよく育ちました。和綿と陸地綿と同じ圃場で栽培した所、和綿にとっては肥料が多すぎたようで、栄養成長ばかりで徒長し、生殖成長が不足してしまいました。圃場は分けて、それぞれの施肥設計を行うべきだったと思います。

和綿(G.Arboreum)52kg/10a
スーピマ綿(G.Barbadense)158kg/10a
陸地綿(G.Hirstum)131kg/10a
綿花 品種ごとの収穫量

*播種密度は同じですが、陸地綿の発芽率が著しく悪かったので、栽植密度は同じではありません。各区植物体10本の収量を計算して、反収を求めたため、実際の収量とは異なります。

品種ごとの収穫時期について、和綿は9/1がピーク、陸地綿は9/19がピーク、スーピマ綿は11/16がピークとなりました。

和歌山は9月に台風が来て、収量を低下させるおそれがあります。収穫のピークに台風が重なるリスクを避けるためには晩手のスーピマ綿が向いているかもしれません。また、3種類植えておくと収穫ピークをずらせるので、労働を分散させることができます。

品種ごとの10本あたり実綿収量(g)

2020年度綿花収穫量について(100kg/10a達成)〜総論〜

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2020年度は圃場全体(約5a)で51kgの綿花を出荷しました。

昨年の10kgに比べて大幅に収量を増やすことができました。


<良かった点>

・収量アップ 昨年度約20kg/10a→今年度約100kg/10a

→鶏糞堆肥0.5t/10a、おがこ堆肥2t/10aの効果が出ていると考えられる。雑草取りも家族の協力でこまめに行ったため、収量が上がった。

・生育初期のカタツムリ、ネキリムシの被害は昨年よりかなり少なかった。

→畑周囲に溝を掘り、水捌けをよくしたこと、おがこ堆肥による土壌改良の効果があったのではないか。単純に4月に晴天が続いたためかもしれないが。


<反省点>

・9月の収穫について、雨が降る前に収穫できなかったものはよくふうけず、縮こまった状態になってしまった、またカビがはえて一部廃棄してしまった。

→可能な限り雨の前に収穫するようにしたい。長雨については仕方がなかった。

・昨年同様カメムシが大量発生し、吸汁被害も出ている

→こまめな防除が必要と考えられる。手で取る以外の防除方法を今後検討する必要がある。

・発芽率が低い

→セルトレーでの発芽率調査の結果、発芽率36% (26/72)であった。水につけた際の種子の色が薄茶色に変化する、未熟種子は約20%で発芽率は0%であった。実際の圃場での発芽率は約50%のため、セルトレーで試験のためにとった種子の発芽率が特に悪かったと思われる。未熟種子を除けば発芽率を高めることができると考えられる。自家採取で良い種子のみを選別し、発芽率を高める、もしくはいただいた種子で未熟種子を取り除く等の方法で、栽植密度を一定にできるよう、検討していく。